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教えて!相続先生『名義預金とはどんな預金ですか?』

2019/08/17 [SAT]

 「亡くなった親の相続税の申告についてどうすればいいのか?」と

不安になる方はいませんか。

今回は、名義預金についてご説明します。

 

 そもそも、名義預金とは、本来の預金者の名義ではなく、

その配偶者や子・孫などの親族名義で口座開設された

預金口座のことをいいます。

 

 相続税では、亡くなった方名義の預金だけでなく、

亡くなった方の預金と認められる名義預金も併せて

申告する必要があります。

 

 名義預金か名義人本人の預金かの判定については、

①預金の原資は誰のものか、

②通帳や印鑑は誰が管理しているか、

③その他の名義の預金と同一の印鑑を使用していないか、

④名義人はその預金の存在を知っているか、

⑤贈与を受けた事実を知っているか、

⑥贈与契約は結ばれているか、

⑦贈与税の申告がされているか、

等々で判断することになります。

 

 最近では、税務署から送られてくる書類のうち、

「相続税申告書の記載例」の中にも、注意書きで、

財産の名義にかかわらず、

被相続人の財産で家族の名義となっているものなども

相続税の課税対象となりますと記述されており、

注目されている部分となっております。

 

 

 相続税の申告についてこのような名義預金だけでなく

株式についても同様で亡くなった方の財産と

認められる名義の財産も併せて計算しますので、

本記事を参考にしていただければと思います。

 

広島総合税理士法人